おくさま印 金賞健康米

幸南食糧は、自社ブランド「おくさま印」の精米事業を主軸としギフト・ノベルティ事業、産地ブランディング事業など多面的に展開しています。おくさま印「金賞健康米」は、同社と科学的知見を持つ近畿大学農学部の共同開発商品。従来除去されていた栄養成分を多く残すという画期的な精米新製法を用いています。2016年にはモンドセレクション金賞を受賞。

INTERVIEW


インタビュー

幸南食糧 株式会社 代表取締役社長川西 孝彦さん

栄養と美味しさの「ええとこどり」

日頃から品質管理でお世話になっている近畿大学農学部の教授の方とディスカッションする機会をいただき、その時に「お米の栄養」が話題に上がったんですね。栄養素が高いとされているのは玄米ですが、食感への抵抗や炊飯の面倒さからなかなか普及されない。その一方で、消費者が食べ慣れている白米は、美味しいけれども一番栄養が高い「胚芽」部分が精米段階で削られてしまっている。「だったら、この両方のいいとこどりは出来ないか?」それが「金賞 健康米」を作ったきっかけです。見た目と美味しさは白米なのに、従来の白米を上回る栄養素が詰まったお米が出来たことで、産地・銘柄・価格という元来のお米の価値観に加え「健康」という新たな価値を生み出せました。

健康なお米と精米技術を全国へ

「金賞 健康米」を作り上げるには、今まで削るだけだったお米をまるでリンゴを剥くような形で精米していくという新しい技術を使用しています。なので、結果として精米機のメーカーさんにも参加いただく形となり、多くの方の手でこの商品が生まれることとなりました。これから、全国にこの取り組みを広めていきたいと考えています。

産地ブランディングからお米の未来が広がる

幸南食糧は設立から43年。今までは、全国の農家さんが作られたお米を農協を通じて我々が購入し、精米して袋詰めしたものをスーパーや外食産業に収めてきました。けれどその仕組みに歪みが出てきた。昭和38年以降、食のスタイルの変化でお米の消費は下降をたどり、平成29年には半分以下に。需要が安定していた頃の縦割りの立ち位置に無理が生じ、今や平均年齢が70代の農家さんたちは未来への不安を抱き、後継者不足などにも嘆いている現状です。そこで、幸南食糧ではただ米を流通させるだけでなく、「金賞 健康米」やギフト・ノベルティ事業・加工事業の資源を使い、米の姿形を変えてでも需要を増やし、生産者の方々に農業に対して夢や希望を持っていただこうと「産地ブランディング」を強化しています。お米を右から左に卸すだけでなく、消費値や生産値のことをよく知る我々がすべきことはたくさんあるはずです。

世界から必要とされる松原の企業に

「ブランド」は自分たちだけでできるものではない。消費者や利用していただく方に認めていただき必要とされることで、初めてブランド価値が出てくるものだと思います。今回まつばらブランドに認定された訳ですが、今後もさらに松原市の企業として、商品そしてお米の価値・魅力を全国や海外にお届けできるような企業になりたい、ならなければいけないというのが私たちのビジョンです。

認定内容 機能性表示食品を通してごはんの新しい価値を提案
企業・団体名 幸南食糧 株式会社
住所 〒580-0045 松原市三宅西5丁目751番地
連絡先 072-332-2041
WEB 幸南食糧 株式会社
購入可能場所 KINSHO松原店(MAP参照)
KINSHO天美店
金賞健康米 販売サイト ほか
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