まったら愛っ娘 ~松原育ち~

大阪エコ農産物の認証を受けた、松原市オリジナル農産物です。「より安全・安心で美味しいものを食卓に届けたい」という生産者の想いを込め、環境や身体に優しい野菜作りにこだわっています。「まったら」は河内地方の古くから使われている方言で「松原」がなまったもので、松原市内の生産者が「愛娘」を育てるようにと愛情を込めて育てた農産物です。

INTERVIEW


インタビュー

大阪エコ農産物 まったら愛っ娘推進協議会 代表上田 悦男さん

消費者にとって本当の意味で良い野菜を

2001 年に大阪府にエコ農産物としてトマトを申請したのが1番最初です。昔は今と違って直売なんてほぼなかったですし、 今でこそ、有機野菜やスローフードがもてはやされていますが、当時市場で「エコ農産」といってもなかなか理解されませんでした。「農薬の使用の有無は目には見えないが、虫食いは目に見える」と流通関係者に言われたこともあります。業者が売りやすかったり、商売しやすい野菜が良いとされていることに疑問を抱き、「それは違うでしょ!」と松原市内で3 人の農家が声をあげた。それが「まったら愛っ娘 ~松原育ち~」の始まりです。

その名の通り「愛娘」のような存在

大阪エコ農産物は、大阪府が作物ごとに定めた農薬使用回数や化学肥料使用量を超えていない、かつ遺伝子組み換えではない作物に認証されます。一言で言うと簡単ですが、この基準を満たして野菜を作るのは大変なんです。虫食いなどの問題や時期的に野菜を作ることが厳しかったり、苦労の連続ですよ。しかもそれを乗り越えて野菜が作れても売れなければ意味がない。他の大きなまちの地場野菜たちに負けないように、心意気が伝わるようにと、一目でわかるネーミングやロゴを作ったり…。今、「まったら愛っ娘」が認知されてきてるのは、松原の農家たちが16 年間積み重ねてきた毎日の努力のおかげなんです。

「美味しい」の声が背中を押し続けてくれた

なぜ農家たちが苦労の中、16 年間ぶれずに野菜を続けてこれたか、それはやっぱり消費者の皆さんの応援があったからこそ。「他のほうれん草は食べれないけど、まったら愛っ娘のは食べれるねん」「今年の苺はいつ販売されるの?」そんな嬉しい声を聞くことで、自分たちのやってきたことを実感できるんです。最近では子どもたちが料理教室で使用したり、体験で畑に来てくれたりするのですが、旬のとりたて野菜を彼らが幸せそうな顔で食べてくれる、それが1 番嬉しいですね。松原で誇りを持てるような、未来につながる農業をしていきたいです。

信頼を守り続けたい

最初は3 人で動き出した「まったら愛っ娘」ですが、今では松原市内で10 人を超える生産者がいます。ファンの方にも支持していただき、我々が普段どのような思いで野菜を作っているのか理解されてきたのだなぁと感じます。出発当初の思いを持ち続けながら、消費者との信頼関係を守っていくことが今後の目標ですね。

認定内容 農産物
企業・団体名 大阪エコ農産物まったら愛っ娘推進協議会
住所 〒580-0045 松原市三宅5丁目903番地 JA大阪中河内 松原営農センター内
連絡先 072-331-1881(上記 JA大阪中河内 松原営農センター)
WEB まったら愛っ娘 ~松原育ち~ 公式サイト
購入可能場所 畑のつづき 松原店(MAP 参照)・天美店
デイリーカナートイズミヤ 松原中央店
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