まんまーる

「安全に飼育された沖縄原産のあぐー豚を松原市民に食べてもらいたい」と創業。創業当時から「自らの子どもにも胸を張って提供できる食材を使う」という理念のもと、大阪府が推奨する「大阪産(もん)」や松原産の米や野菜を使用し、季節に合わせ旬の食材を提供しています。顧客と松原産食材の生産者を結ぶ役目を大きく担っています。

INTERVIEW


インタビュー

まんまーる吉村 信寿夫さん

あぐー豚に魅せられて

「あぐー豚」 は沖縄の名物豚で、戦後絶滅の危機に瀕していた所を何とか復活させた「幻の豚」です。臭みがなく、とても旨味があります。妻の実家が沖縄なのですが、初めて現地で食べた「あぐー豚」の焼肉は衝撃でした。大阪は焼肉といえば牛という概念があるけど、その時の焼肉に度肝を抜かれて…そこから虜になってしまいましたね。

大阪 松原でもあの味を

結婚と同時に松原に住み始めて、もう30年余り。以前は機械関係で働いていたんですが、息子が楽しそうに勤め出したを見て安心したんでしょうね。脱サラを決意しました。元々料理をすることが好きだったのですが「あぐー豚」を忘れられず、沖縄に行って卸業者と直接交渉、その足で昔焼肉を食べたお店に飛びこみ「修行をしたい」と一心に頼みました。卸業者にもお店にも熱意が伝わりOKをいただけた。それほど「あぐー豚」に惚れ込んでいたし、その味をぜひ大阪の人たちに食べてもらいたいと思っていました。

「見えない」からこそ守るべきもの

飲食店では料理から生産者は見えない。だからこそ、目に見えないその部分がお店の信頼につながると考えています。自分の店でも、食材を誰が作っているか必ず言える状態にしています。松原でお店を開くにあたっては、まず上田ファームに飛び込みでトマトを買いに行きました。そこから他の生産者さんともつながっていき、今では使用している野菜の多くは松原産。今日の「まんまーるサラダ」も16種類の野菜のうち15種は松原のもの。あとの一つは「大阪産」なにわの伝統野菜です。

地域との対話から生まれる美味しさ

地域の農家に直接買い付けに行く利点は、「季節を知れる」「旬の野菜を見れる」ことやタイムリーな情報を得られることです。今は葱が旬だとか、今年は台風の影響で収穫が危ういとか、スーパーでは知れない情報を聞くことが出来る。あとは農家さんだけが知っている食べ方を教えてもらったりと、日々のコミュニケーションから多くを学べるんです。

こだわり抜く、それがお店の誇り

お店で出すドレッシングやポン酢など、作れる物は全て自分で作ります。子どもの頃から出来合いの物を食べない家庭で育ったせいか、そうしないと気が済まない。実は2017年に肺を患い7ヶ月間お休みをいただき、復帰してからは体力的な理由からメニューを厳選して営業しています。よく常連のお客さんから「オムライスはもうしないの?」みたいに聞かれるんですけど、「デミグラスソースを作るのに何日かかると思ってんねん笑」と返すと皆さん納得してくださる。逆にうちの店のメニューはそれだけこだわって作られてるんだと感心してくださります。以前ほどフルタイムで営業はできませんが、ゆっくりでも一品一品、こだわり抜いた美味しさを皆さんに提供していきたいです。

認定内容 地元の良いものに情報を付加・調理技術・アレンジ力
企業・団体名 まんまーる
住所 〒580-0033 松原市天美南3丁目14番11号
       大和川マンション2号館1階(MAP参照)
連絡先 072-337-2332
WEB まんまーる公式サイト
※ご来店の際は、出来るだけ御予約いただきますようお願いいたします。
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